スクリューの形状と用途
代表的なスクリューの形状と特徴・用途
下図のようにスクリューには様々な形状があり、それぞれ特徴とそれに適した用途があります。
標準型スクリュー
特徴
- もっとも一般的・基本的な形状です。
- 流動性が悪く輸送しにくい粉粒体ほど、また、傾斜が大きい使い方である場合ほどピッチを小さくします。
- 流動性がよく過負荷の恐れがある粉粒体には、ピッチを入り口で小さくし、出口で大きくします。
- 圧力差がある所への供給輸送では、ピッチを次第に小さくして出口で大きくします。
- 圧力差がある所への供給輸送ではピッチを次第に小さくして粉体シールの効果を持たせます。
- 供給輸送状態を均一にするために羽根を二重にすることもあります。
用途
- 穀類、食品、ペレット、石灰、セメント、ダストなど各種粉粒体
その他の形状
カット型スクリュー
特徴
- 羽根外周の一部に切り込みを入れた形状をしています。
用途
- 混合あるいは、ある程度の粉砕をする場合に持ちられます。
- 密度の大きい粗粒を輸送するのに適しています。
- 混合飼料、砂利、砂、微粉炭などの供給に適しています。
その他の形状
リボン型スクリュー
特徴
- 羽根と軸の間に隙間をもたせた構造をしています。
用途
- 粗い塊、粘性のあるものの混合輸送
その他の形状
パドル型スクリュー
特徴
- 羽根あるいは軸にパドルを付けた構造のスクリューです。
用途
- 攪拌・混合しながら輸送する場合によく用いられます。